ここでは
相続・遺産分割対策として
どんな点に注意すべきか
大まかなポイント
をご説明いたします。
まずは争族対策
相続対策の基本は、争族対策から始まります。どんなに良い納税対策・節税対策をしたところで、遺産分割時に相続人同志で遺産をめぐり争いになってしまっては意味がありません。
争族対策の次に納税対策
納税計画を立てなければ、どんなに良い節税対策を講じて相続税が安くなったとしても、相続税が支払えないと言う結果になりかねません。したがって、絶税対策の前に、納税対策を考える必要があります。
遺言書作成の重要性
遺産分割がトラブル(争族)になるのは、遺言が遺されていない事案がほとんどです。多くの事案は、被相続人が遺言を作成していれば回避できます。もちろん、遺言が遺されていても、トラブルになることは少なからずあります。典型的なものとしては、①偽造、変造の疑いがある場合(一部の相続人の意思が強く影響している場合も含む)、②遺言が法定の要件を満たしていない場合です。しかし、このようなトラブルも、遺言作成段階においてきちんと対処しておくことで回避できます。
できるかぎり全ての相続人にオープンにする
相続対策をしても、その意図を相続人が理解してくれず、いざ遺産分割という時に相続人間で争いになることがあります。また、同居の長男のみに話をしても、他の相続人が「その遺言書は偽造だ。」、「入れ知恵したに違いない。」といって争いになることが少なくありません。
相続対策はできるかぎり全ての相続人にオープンにするのが望ましいと言えます。
金銭の不動産への財産組み換えは、相続税対策としてはうまく機能します。しかし、不動産は相続人間で分割しにくく、かえって争族問題を引き起こすこともあります。争族を回避することに重点を置くのであれば、必要不可欠な居住用・事業用不動産以外は現金化することも有効な手段です。
また、予め保険金受取人を指定できる生命保険を利用することも争族回避の一手段として有効です。
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